結婚生活や既婚者についての4つの疑問




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前回記事では投資としての結婚ということでコストパフォーマンスを算出しましたが↓

結婚のコストパフォーマンス:結婚のコストは1日13000円程度?

今回は結婚や家族というものについて、主に定性的な4つの疑問をまとめてみました。なんかブログの趣旨がズレてきたような・・・でも気にしない。

何十年も家の中の会話はもつのか?

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基本的に既婚者は配偶者や子と同じ家に住むので、密にコミュニケーションを取る必要があります。しかし人との話題ってそんなに持つものなのでしょうか?

特に土日などは24時間一緒にいるのですよね。

自分の場合はどんなに親しい人でも、数時間も話をすると話題が尽きて苦痛になってしまいます。毎日会うとなれば30分くらいの会話が限界なのでは?

既婚者は家の中で同じ話を何度も繰り返しているのか、若しくは、隣にいても無言を貫き通しているのか。しかしこれはこれで苦痛のように思えます。

【疑問その1】

  • 既婚者の人はどうやって家の中で会話を持たせているのか?
  • 無言になって苦痛とは思わないものなのか?

 小遣い制に不満はないのか?

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これは金銭面の問題というより、心のバランスをどうとっているのかという疑問です。

嫁から支給される小遣いが

  • 定額制(月〇〇万円固定)
  • 緩やかな報酬比例制(例えば月〇〇万円+ボーナスの〇〇%、等)

といったシステムの場合、共産主義のような弊害が出ると思うのです。

どうせいくら稼いでも一定額しか使えないなら、自分ならできる限り仕事の手を抜いて楽したいです。真の手取り(=小遣い)が増えない以上、コスト(仕事での消耗)を可能な限り減らす戦略を取るのが自然です。

しかし周りを見ていると小遣い制の既婚者でも結構普通に仕事しているように見えるんですよね。これはどういう心理なのでしょう?疑問です。

【疑問その2】

  • 小遣い制の人の仕事に対するモチベーションは一体何なのか?
  • 例え家族と言えども自分の労働力の大半を持っていかれることに納得しているのか?

子供は本当に無限にかわいいのか?

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まず、嫁が無限にかわいいという事はありえませんね。元は他人ですから、あまりに滅茶苦茶するようなら愛も冷めるというものでしょう。ここに議論の余地はありません。

問題は子供です。子供については「無限にかわいい」という論調がほとんどです。子供には無償の愛を注ぎ続けることができる。どれほど親に迷惑をかけようとも、嫌われようとも、親としては子供の為に全てを捧げることができるものだ、というのが常識的な親の見解っぽいです。

考えられるその理由は。ひとつに

我が子=自分の遺伝子を継承している自分の分身 だから

子を守ること=自らの身を守ることと同義 ということで、極めて強いモチベーションで子を守り育てるのは非常によくわかります。遺伝子の生存戦略や進化論的に考えて絶対に正しい。だからこそ人間の親でも実際に本能レベルで子を守ろうとするのだと思います。しかし「無限かわいい」とまでいくと本当の本当に本当の話なのでしょうか?

突然ですが僕の甥っ子や姪っ子の話です。医学的には

・自分の子 ⇒ 遺伝子共有率 50%

・おい・めい⇒ 遺伝子共有率 25%

なので、僕の甥っ子ちゃん(小学5年生)は「生物学的には半分くらいは自分の子」という事ができます。確かにこの甥っ子は友人の子よりずっとかわいく感じ、赤ちゃんの時などめちゃくちゃかわいかったですね。

ですが、最近はクソ生意気なことをしてくると「うぜえ!」と感じます。これは愛のある「おまえうぜえな~w まあかわいいけど」ではなく「心底クソうぜえ。」ですw これがさらに中高生になったらと考えると・・絶対に会いたくないよ!

よって「甥に心底うぜえと感じる閾値(我慢できる限界)」は存在します。そして仮に彼が自分の子供だった場合、理論的には遺伝子共有率の関係で閾値2倍まで上がるはず。これならよっぽどのことをしてこない限り「心底我が子がうぜえ」とはなりませんが、やはり閾値自体は存在しているはずです。

本能レベルで特別に守るべき相手でも、

自分自身=自分の遺伝子100%

子供=50%

なのですから、やはり自分が優先される。自らを守るために子供を切るべき局面だってしょっちゅうあるはずなのです。 しかし世間ではこういった話をあまり聞きません。

そこでもう一つ考えられる理由がサンクコストバイアスです。

子供には莫大な投資が必要ですが基本的に金銭的リターンはなく、代わりに愛情などの心理的なリターンでバランスを取ります。

子供に使う金銭や労力は「そのままの形では絶対に戻ってこないサンクコスト」で、積立ではなく掛け捨てです。これでうまく心理的リターンが得られれば問題ないのですが、問題は得られなかったときです。

サンクコストバイアスとは、今までの投資額を惜しいと感じ、本当は損していると薄々気づいていてもなかなか切ることはできない・・・投資の世界でついつい塩漬け株を作ってしまうあの心理の事です。「子供無限かわいい」にはこのバイアスが含まれているのではないか?甘いレモンとすることで心のバランスを取っているのではないか?という疑問があるのです。こればかりは自分で子を持ってみなければわからなさそうですが。

ここで甥っ子の話に戻ります。先ほどの甥っ子の話にはこのバイアスがありません。なぜなら僕は彼に何の投資もしていないからです(お年玉以外)。だから事実に近いのは自分の感性だと思うのですが・・、こんなことを言うと「違う!我が子のケースは絶対に違う!おまえの考え方はクズ!」と矢のような反論が来る気もします。だとすれば、子供というものにはまた別の要素があるのかもしれません。

【疑問その3】

  • 子供が心底イヤになることは本当にないのか?
  • サンクコストバイアスを除外してもなお子供は無限にかわいいといえるのか?
  • Yesの場合、独身者にはわからない別の要素があるのか?

一人になりたくならないのか?

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一人暮らしが長くなると、共同生活というものがよくわからなくなってきます。一人でいるのがデフォルト設定なので、たまに彼女なんかが泊まりに来ると下記のような不便を感じます;

  • 好き放題散らかしたりできない
  • 全裸行動ができない
  • 食事や就寝時間が自由に決められない
  • 夜にうるさくしてはならない
  • 勝手に外に行こうとしたら理由を聞かれる
  • 見られたくない物や財産が入っている場所を常に警戒
  • パソコンやスマホを見られないよう警戒しつつ操作する必要
  • 常にある程度会話をするよう気を付けなければならない(疑問1の通り)
  • お風呂で同じお湯を使わねばならない

などなど。

家族生活はこれが24時間365日続くわけですが、普通の既婚者はこれらにストレスは感じないものなのでしょうか?感じるとしても、それ以上に孤独がストレスになってしまうのか?自分だったらすぐに家出してしまうと思うんです・・・孤独耐性によって受け取り方が違ってくるのでしょうかね。

【疑問その4】

  • 既婚者は家を飛び出して自由に暮らしたいという衝動に駆られないのか?

以上、独身者が考える結婚や子供についての4つの疑問でした。おわり。

合わせて読みたい

結婚のコストパフォーマンス:結婚のコストは1日13000円程度?

2 件のコメント

  • 結婚11年目の既婚者女性です。
    最近絶対仕事辞めるマンさんのことを知り、夫婦で楽しく拝読しています。

    さて、うちはかなり結婚生活がうまくいっている方だと思います。私が感じたのは、疑問自体が少し私達の感覚とズレてるということです。
    そもそもの疑問が、本当に好きではない人と結婚した場合を前提にしているものだなぁと。

    まず会話ですが、これは夫が話し上手と言うのもありますが、会社の話やらご近所さんの話やら、子供の話やら無限にあります。楽しそうなことや面白かったこと、嫌だったことを夫婦でワイワイ話しています。時には子供達が寝静まった後、ベットで数時間話し続けることも。

    もちろん土日なんかはずっと話してるわけではありませんが、無言の時間が苦痛なんて微塵も思ったことはありません。独身の時に部屋で無言でいても当たり前に過ごす様に、小さい頃自分の母親や兄弟と無言でいても大丈夫だった様に、ごく自然な無言です。気を遣いすぎない心を許した相手なのです。

    そしてお小遣いですが、うちはお小遣いは夫婦共にありません。以前はお小遣い制でしたが、だんだんと使わなくなり、今では廃止されました。もともと2人とも使わない人間ではありません。結婚生活が長くなるにつれて、家が1番安らげる場所になり、夫婦、家族で笑い合い、癒されることでストレスが発散され、外でお金を使うことがなくなっていったのです。

    滅多にありませんが各個人でお金を使いたい場合は自然と会話の中にでてきますので、買いなさい買いなさい、使いなさい使いなさいって感じですね、お互いに。夫婦でFIREという目標をもっているので無駄な買い物はしないという信頼があります。ちなみに家計は専業主婦である私に全権が委ねられてらいます。全労働力を家族に預けてる状態ですね。

    夫のモチベーションとしては、仕事を上手く回せるかどうかをゲーム感覚で楽しんでいるようです。その結果を評価され、得られた対価で家族が健やかに楽しく暮らせているのが充足感につながっている様ですね。会社にも家族にも大切な存在だと認められ、承認欲求が満たされているのだと思います。(ただ夫は働くのは得意ですが、働かなくて良いなら働きたくないので、私達もFIREを目指すところとなりました。)
    ちなみに専業主婦の私は目に見える対価はもらえませんが、夫に信頼されていること、家族が幸せであることが対価だと思ってます。幸せな家族から幸せという対価をもらってます。

    そして子供ですが、無限に可愛いと言うことはありません。むしろ夫の方が無限に愛してると言えるかも。うちは7歳、5歳、3歳、0歳がいますが、0歳にですらムカつく時あります笑 おっぱい飲ませてる時に思いっきりかじられた時なんか引っ叩きたくなります。

    夫とは自分でこの人だ!と選んで今一緒にいますが、子供達はランダムで私のところに生まれてきたので相性の良し悪しがあるのは当たり前です。何されても可愛い❤️とはならないものです。

    ただ、子供達は生まれた時から100%全力で私を大好きでいてくれるのです。父親である夫のことも同様です。嬉しいことも悲しいことも1番に報告して、お父さんとお母さんに喜んでもらおうと健気に頑張ってきます。

    親が子に無償の愛を注ぐのではなく、子供が親に無償の愛を与えてくれるのです。他の人には塩対応でも、私達だけにはとびきりの笑顔を向け続けてくれるのです。その姿を見ながら苦労して育ててきているので、根底に愛が蓄積しているのです。だから反抗期がきても、どんなにウザくても大丈夫なんですね。遺伝子は関係ないです。育てる過程です。

    最後、既婚者は家を飛び出してしまいたくならないか、ですが、少なくとも私達は家が1番居心地が良いです。とは言っても数ヶ月に一回、育児疲れで1人時間が欲しくなりますが、満喫で3時間リフレッシュすればガス抜き完了します。1人時間が欲しいと言いましたが、夫と2人でおでかけができるのであればそれが1番です。子供達が小さいのでそれは叶いませんが‥

    幸せではない既婚者は飛び出したいかもしれませんが、相手の幸せを1番に考えていれば相手からも相応の愛が返ってくるのではないかと思っています。そしてそこは居心地の良い場所になるのではないかと。

    一貫してのろけてしまいましたが、私達は結婚して11年、色々とありながらもこんな感じで暮らせています。結婚生活がうまくいくかどうかは博打みたいなものかもしれませんが(結婚後相手が豹変する場合もあるみたいなので)こんなパターンも存在すると知っていただけたらと思います。

    今はお忙しいのでお時間がないとは思いますが、今まで頑張ってきた分、FIRE後、旅先で素敵な出会いがあることをご祈念申し上げます。たとえ子供が持てなくても、支え合い、幸せを分かち合える人がいるというのは悪くない状況なんじゃないかと思います。後半戦は素晴らしい人生になりますように。

  • 期待して既婚者のコメントみにきたのに。コメントない。独身ものは永遠のなぞや。既婚者で普通に生活している人が理解できん。

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