前回記事「ブラック企業列伝:異動した部署はスーパー残業ブラックだった その1 」の続きです
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恐怖の飲み会
そしてこの事務所では飲み会が頻繁にありました(ほぼ強制)。強制飲み会というのはどこの会社でもある程度あるらしいです。特に、気遣いをしなければならない若者や酒が嫌いな人には至極評判が悪いですね。僕もそういう風潮はなくすべきだと思います。最近はアルハラとかいう言葉も出てきて世間的には改善の兆しが見られるのでしょうか。僕は飲み会自体は決して嫌いではありません。酒も好きですし話すのも好きです。
しかし、この事務所の飲み会はかなり特殊でした。
前回記事に書いたように、事務所全員の退社時刻は非常に遅いです。そのせいもあり、なんと突発的な飲み会が始まるのは電車組が帰ったあとの23時過ぎ。みんなで会社から24時間営業の居酒屋に移動するのです。多くの社員が職場から近い場所に家を借りていることが逆に仇となり、電車を気にすることなく延々と3時4時まで飲み会が開催されました。平日ですよ?
イッキ飲みの強要等はありませんでしたが、とにかく眠くてつらかった思い出しかありません。4時まで飲んでも次の日は通常通り8:30出社なので、突発飲み会が週2で開催された時などはまさに生き地獄でした。
あと別のパターンとして、送別会や歓迎会などのフォーマルな飲み会もありました。この場合は普通に19時ごろから始まります。1次会が終わるのが21時ごろで、ここまでは普通。
しかしここから普通の企業では考えられないことが起こります。
恐怖の二次会+α
二次会に行く人はそこからまた飲みに行きますが、二次会に行かない人は職場に戻る必要があるのです。そう。酔っぱらっているが戻って残業するわけです。つまりどちらを選択しても21時に家に帰ることは許されませんでした…。もちろんなんとなーく帰っていく人もいるにはいましたが、一番下っ端の私には監視の目(?)が付いておりそそくさと逃げるのは無理です。
僕はとにかくFIRE資金を貯めることを優先していたので、当然毎回職場に戻る派でした。少なくとも2次会の金は払わなくて済みましたから。
でも飲み会の後の仕事なんて雑になるし、生産性は皆無に等しかったです。しかし「早く家に帰る奴は犯罪者」みたいな扱いなので、仕事はそこそこに会社の机で1時になるのを待って帰宅していました。ここで体力を消耗しないように、僕は1次会ではあまり飲まないようにしていました。
救いだったのは、この時間は居眠りしてしまってもさほど問題にならなかったことです。みんなある程度飲んでますので寛容でした。それならもう全員帰れよ!って感じなんですが。なので結果的に睡眠時間はいつもより多くなり、翌日の体調はむしろよかったですw
なお社内の明文化されていないルールに「飲み会翌日の遅刻・有給は厳禁。甘え」というのがあったのですが、僕はこのルールを犯したことはありません。
しかし思い返せばあの飲み会に心から行きたいと思ってた人は一人でもいたんだろうか…。お酒は余裕のある時に楽しく飲みたいものです。
まとめ
以上、ここまでが僕の2つ目の事務所の紹介です。
とにかく異常な残業時間と異常な飲み会が延々と続くとんでもないブラック。でもほとんどの社員はとっくの昔に洗脳されてしまっており、残業こそ正義。会社にいることは正義。といった感じで自発的に無給残業をしていました。そのため早帰りしようとする人を見つけると攻撃がはじまります。
まるで互いに銃口を向けあい監視しあっているような状態でした。僕には「みんながいっせいにその手をおろせば…少しはまともな労働環境になるはず」と思えてなりませんでした。でも周りが怖くて、表面上は僕も銃口を人に向けていました・・・。
そしてあるとき、一人の革命児が颯爽と現れます。そう、俺と一緒に異動してきたあの「北田君」です。
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