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こんにちは、絶対仕事辞めるマンです。
僕がアーリーリタイアを決意するに至った、新卒社会人1年目に配属された職場の環境をについて話したいと思います。
働き方改革が推進されている昨今。
うちのようなブラック企業は徐々に減っているようなので、その貴重な歴史記録(?)を残していきます。
まあ思い出すのもつらいんですけど、アーリーリタイアと切っても切れない時の話ですので…。
出勤時間
出勤時間の定時は8:30と、ごく普通でした。
しかし当時新入社員だった僕は
- 事務所全員の机拭き
- 全員のお茶入れ
- 毎朝7:30出社
が義務付けられていました。いくら遅くても7:50にはいかなければなりません。
まあ、「新入社員は何も仕事できないんだから、その分どこかで苦しめよな」みたいな位置づけの作業ですね。
その部署には新入社員が自分しかいなかったので頻度は毎日です。30人分くらいやらなければならないため、単純作業とはいえ結構時間がかかります。
「毎朝先輩社員の机をふくことに意味があるのか」
「お茶くらい自分で淹れれば」
「仕事とはいえ苦しむこと自体には意味が無い」
「生産することが目的なのになぜ平等に苦しみを与えようとするのか」
とストレスを感じつつも文句を言える雰囲気ではなく、1年間続けました。
7:30に出社するということは朝6時には起きなければならないため、毎日眠くて眠くて仕方ありませんでした。
ここまでなら「新卒にちょっと厳しめの体育会系企業」程度で済むかもしれません。
しかしこの1時間サービス早出は、退勤時間との合わせ技でかなりのダメージとなりました。
退勤時間
ブラック企業の真価が問われる(?)のが残業時間。定時は17時。
この時間に帰れるのはごく一部の女性社員だけで、17時からが本番とばかりに残業が続きます。
日本企業にありがちな、
- 上司より早く帰るのは厳禁
- 仕事ができても「残業しない奴はクズ」
- 残業を前提とした業務管理
・・・という悪しき風潮が非常に色濃く残っています。
仕事があってもなくてもひたすら会社に残り続け、上司より先に帰ることは絶対に許されません。
新入社員だった僕の上司は毎日23時ごろまで残業をしていたため、必然的に僕も23時以降までは退社できないこととなります。
本社などから20時ごろに「明日の朝までね」という感じの作業依頼が来ることもあるので、それも残業を増長させる一因でした。ようは全員が深夜までいることを前提に仕事が組まれているわけです。
夕食はとれない
残業中に夕食を食べることは「サボり」とみなされるため、食べる人はほぼいませんでした。途中からは徐々に体が慣れてきたものの、お腹が空いて辛かったですね・・・。
まれになんとなく部署全体が早帰りの雰囲気になることがあり、その時は20~21時くらいに帰れることもありました。
21時くらいだと街も明るくて店も開いており、明るい街を歩いて帰るのがとても楽しかったです。
逆に2時まで残らされるときもあります。
こういう時は電車がないので会社の床に段ボールを敷いて寝ます。横になり
「起きたらまた仕事か。これが一生続くのか。眠ったまま死ねないかな」
とか考えていました。やばいですね。しかし会社で寝ると翌日の通勤時間が無くなるため、トータルの身体的疲労感はあまり変わらなかった気がします。
普通の会社に勤めている人だと「ハァ?? さすがにそんなのないだろ?ネタ?」と思うかもしれませんが、悲しいことにネタではありません。これがネタだったら一番嬉しいのは僕です。
この状況は15年以上がたった今も変わっていません。
それでも残業する方がまだマシ
もちろん物理的に拘束されているわけではないので、一応は振り切って帰ることもできるわけです。そもそもが違法レベルの残業なので、無視して帰っても雇用契約上も法律上もなんの問題もありません。
しかしブラック企業では、それでも帰らないほうがずっとマシなのです。
例えば、これ見よがしに22時ごろに社内の他の部署や外注先に電話をかける人がいるんですね。
向こうの担当者が帰ってたりすると「こんな時間に帰ってるからあいつらの仕事は雑なんだよなあ!!」のように事務所のみんなに怒鳴り散らすわけです。
向こうか電話に出たら出たで「0時までにやれ!」と、これまた怒鳴る。
早く帰ってスッキリと仕事したほうがいい仕事できるだろ…と心の中で思いつつも、とにかく事務所全体がこういう状態で完全に委縮しており、その後の仕打ちを考えるとたとえ体が辛くてもサビ残していた方がはるかにマシでした。
毎日23時まで残業し、家に帰るととっくに0時は回っている。倒れこむように寝て翌日6時に起き、そして7:30から23時まで仕事・・・この繰り返しが1年中続きます。
長くなったので続きます↓
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